東北大学医学部医学科の概要
東北大学医学部医学科は難関国公立大学であり、その歴史は古く1817年(文化14年)に仙台藩が学問所である「養賢堂」から「仙台医学校」を独立させたことに起源をもちます。
建学時より、研究第一、門戸開放、および実学尊重の理念を踏襲し、中でも研究第一の理念に基づき自分で物事を考えられる人材育成に力を入れており、これまで数多くの優秀な研究医を輩出しています。
さらに、「MD-PhDコース」も設けているので、研究者を目指している学生は4年または5年次修了後、大学院博士課程医科学選考において、3年以上の教育・研究指導を経て博士号を取得できます。
地域医療にも積極的に取り組んでおり、継続的に東北地方の被災地で活動する医療人の確保や支援、または医師の育成を図る目的で「地域医療復興センター」が設置されています。
医学科でのカリキュラム
東北大学医学部医学科では、1年次は全学教育として教養科目を履修するとともに、「早期医療体験実習」、「地域医療体験実習」を受講し、入学後間もない時期から病院や医療施設で実習または見学体験を行うことになります。
2年次からは基礎医学の学習が始まり、ほとんどの授業が医学専門教育の科目となり、肉眼解剖や能解剖、組織学、病理学などの実習も行われます。
3年次には、「基礎医学修練」により基礎医学・社会医学の研究室に配置され、研究医としての基礎を身につけます。
4年次は臨床実習に備えて必須の臨床技能の習得に専念し、医療面接や基礎的身体診察などの技術を習得します。
5年次は臨床実習が始まり、医療チームの一員として40週以上にわたり病院で診察に参加します。
6年次は総仕上げとして選択制の実習があり、診療や研究の場に準スタッフとして参加し実戦経験をより深く積みます。
入試情報~平成26年度2次試験出願状況~
募集定員 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 |
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120 | 419 | 337 | 124 |