医学部の補欠・面接について

学力だけではなく面接対策も重要!

医学部の受験では学力試験だけではなく、面接審査が行われ、特に合格を左右するといっていいほど非常に重要視されています。

なぜなら、医師は医学の知識や経験だけではなく、患者と真摯に向き合う人間性とコミュニケーション能力が求められるからです。

この面接試験次第では、試験の成績では良くても落とされるケースもあるので、軽く見てはいけません。

受験生は、受験勉強を必死になるあまり面接対策はおろそかにしがちですが、その場しのぎでは通用しないので、日頃から自分の考えをしっかりまとめて、言葉にして相手に伝える訓練が必要です。

入試直前は苦手科目の強化や暗記科目に時間をとられるので、面接対策は早い段階から初めておくことが重要です。

繰り上げ合格とは?

私立大学医学部では、正規合格のほかに「繰り上げ合格」という制度があり、正規合格に準じた合格という追加の制度です。

これは、正規合格者が国公立大学や他の私立大学に入学するのに伴い、私立大学を辞退することによる欠員を補充するために、補欠合格の中でも合格基準に近かった学生に入学資格を与えるものです。

私立大学医学部では、毎年多くの繰り上げ合格者がでており、中には200名近い繰り上げ合格者を出す大学もあります。

大学によっては、合格発表と同時に補欠合格の発表をするところもあるので、補欠合格者の中に入っていれば入学のチャンスがあります。

繰り上げ合格と補欠合格の違いは?

繰り上げ合格と補欠合格の違いは、簡単に言うと、補欠合格の中から欠員の補充のために繰り上げ合格になるという関係です。

つまり、補欠合格ではまだ入学資格はないですが、欠員が出た場合に、補欠合格の上位者から繰り上げ合格となり入学資格が与えられます。

2月下旬から繰り上げ合格を出す大学もありますが、通常は国公立大学の合格発表のある3月中旬あたりから活発になり、中には4月初旬になる医学部もあります。

なので、補欠合格になっても繰り上げ合格の可能性があるので、最後まで望みを捨ててはいけません。

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