医学部への編入

医学部への編入とは?

医学部学士編入試験とは、学士を持つ人を対象(一部単位条件のみで受験可など大学によって例外あり)に行われる、医学部の2年次もしくは3年次への編入試験です。

国公立大学のみならず、私立でも実施している大学があり、2年次または3年次から学生生活を始められるので、学費や学習期間を節約することが可能というメリットがあります。

ただし、学士編入試験は定員枠が一般入試に比べると極端に少ないので競争率がとても高くなっています。

また、面接や小論文などを重視している大学が多いので、学力以外のコミュニケーションスキルや表現力も大事になってきます。

このように、社会人で医学部受験を目指す場合に、再受験か学士編入かで医学部を目指すのを迷う人が多いですが、どちらも一長一短な面があり、最終的には医学部再受験を選択する人が多いようです。

医学部学士編入試験の内容

編入試験では、大学ごとにまったくといっていいほど、試験内容は異なりますが、大きく分けると、1.書類審査、2.学科試験、3.最終試験となっています。

1.書類審査では、課さないところなど、大学によって異なりますが、大まかに次のものが求められます。

・課題作文(志望動機、テーマ別の記述)

・TOFELの点数

・研究業績書(研究者養成を目的としている大学など)

・推薦書

2.学士試験では、だいたい次のようになっています。

・英語(必須)

・生命科学(生物中心で、物理や化学を含むことも多い)

・数学、化学、物理(研究者養成を目的としている大学で多い)

3.最終試験では、だいたい次のようになっています。

・個人面接(必須)

・集団面接(稀にある)

・集団討論(たまにある)

・プレゼンテーション(少数)

文系でも挑戦できる編入試験

医学部学士編入では、理系だけではなく文系学部出身者の受験生も合格しているケースがあります。

再受験だと数学や理系2科目を一から学習する必要がありますが、編入試験であれば大学によっては、英語と理科、または理科科目は生物だけなど文系出身でも一般入試よりも対策しやすい場合もあります。

文系出身者には編入実績があり、毎年多くの受験生が挑戦している山口大学医学部がおすすめです。

さらに、東海大学医学部は、学士以外でも専門学校修了者や短大卒業者にも受験資格が与えられ、定員が20名と多く、学科試験も英語と適性検査を採用しているなど独自の制度を確立し門戸を開いているので、学士編入では人気の大学となっています

ページトップへ